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第二新卒の転職活動には、転職エージェントをおすすめする理由

第二新卒の転職活動には、転職エージェントをおすすめする理由

新卒で入社して短期間のうちに転職する場合、転職市場では第二新卒として扱われます。第二新卒として転職活動する際には、転職エージェントを選択肢に入れると、とてもメリットが大きいのです。

目次

第二新卒をとりまく状況

■ 第二新卒とは?

まずは、近年よく聞かれるようになった「第二新卒」の定義を再確認しておきましょう。第二新卒とは、学校を卒業した後、一度就職したものの短期間(1年未満~3年)で離職することを決め、転職を志す若手人材を指します。4年制大学の卒業を基準にすると、22歳~25歳前後の年齢となります。

■ 新卒3年以内の離職率は3割で横ばい

厚生労働省では、高校や大学などを卒業した学生が3年以内にどれくらい離職しているかを継続的に調査しています。

●新規大卒就職者の離職状況(3年以内)

卒業年月 離職率
2015年3月卒 31.8%
2014年3月卒 32.2%
2013年3月卒 31.9%
2012年3月卒 32.3%
2011年3月卒 32.4%
※出典:厚生労働省 新規学卒者の離職状況(事業所規模別・大学)より抜粋。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137940.html

こちらの大卒者のデータを見ると、ここ5年でも入社3年以内の離職率は3割台で変わらず、一定して離職者が発生していることがわかります。新卒で入社して短期間で転職を志すことは、決して特殊なケースではないのです。

第二新卒で転職活動をするメリット

新卒入社後、短期間で転職する第二新卒の転職活動には、どんなメリット、デメリットがあるでしょうか。整理してみましょう。

■メリット

●ポテンシャル、伸びしろを見てもらえる

一度企業に入社しているとはいえ、第二新卒までは、新卒採用に近い考え方でポテンシャルや今後の伸びしろも考慮してもらえます。新卒で入った会社とは違う業界・違う職種にチャレンジしたいという第二新卒の方にとっては、絶好の機会でしょう。 第二新卒と呼ばれる年齢を過ぎると、違う業種・職種に転職するには、これまでの経験がどのように異業種・異職種で活かせるか道筋の通った説明が求められるため、ハードルは自然と高くなります。

●就活リベンジ

新卒の就職活動で強く志望していたが内定を勝ち取ることができなかった企業に、中途採用として再度チャレンジすることもできます。ただし、日本を代表するような超大手企業の場合は、幹部候補や重要なポジションへのキャリアパスは、新卒入社のルートしか開かれていない場合が多いため難しいでしょう。中堅企業クラスを狙う場合は、就活リベンジも十分可能だと思います。

■デメリット

●キャリア不足、経験不足は否めない

最長で3年の社会人キャリアの間にどのような経験を積んできたか振り返ってみましょう。驚くべき成果を出した場合は別ですが、3年ですと、即戦力と呼ぶには経験が不足しているという評価をする企業は多いです。そのため、第二新卒の転職活動では、ポテンシャル、伸びしろをアピールできるかがカギとなります。

●転職そのものに不慣れ

今回がはじめての転職という方も多いでしょう。転職活動は、新卒の就職活動とは進め方がまったく異なります。わからないことだらけで慣れない転職活動を進めていくのは非常に困難な作業となり、途中で断念したり失敗する可能性もあります。

採用する企業側は第二新卒をどう見ているか

近年の人出不足で採用意欲は高まっていますが、企業側はポジティブ、ネガティブの両面で第二新卒をとらえていることを覚えておきましょう。

■ポジティブ

●基本的な研修は既に受けているため、教育コストが低い

あいさつ、名刺交換など基本的なビジネスマナーは新卒入社時の企業で研修を受けているため、転職後の企業で再度、新卒と同様の研修をする必要はないと考えています。教育研修を行う人事担当の手間や時間を考えると、とてもメリットは大きいでしょう。

●特定企業のルールに染まっていない人材を確保できる

一定のキャリアがある人材を中途採用すると、前職での仕事のやり方が染みつきすぎていて、新しい環境でなかなか応用ができない、というケースもあります。 その点、新卒で一度企業に入っているとはいえ短期間なので、前職企業のルールも染みついておらず、転職先の新しい環境にも比較的柔軟に慣れると考えています。

●新卒採用で充足できなかった若手人材の補完ができる

近年の新卒採用における「売り手市場化」の影響を受け、エントリー数不足、内定辞退などで計画していた数の新卒を採用できなかった企業も出てきています。 計画の不足分を埋めようと考えた時に、次年度の新卒を狙うとまた1年待たなくてはいけませんが、第二新卒を中途採用すれば短期間で若手人材を確保することができます。

●比較的すぐ入社できるので、採用計画が立てやすい

若手人材は、結婚している、子供がいるなど家庭の事情を抱える人は少ないでしょう。そのため、入社時期を比較的早めに設定することが可能です。

■ネガティブ

●またすぐ辞めてしまうのではないか?

前職を辞めるに至った事情は人によりさまざまですが、企業側が、ウチに入社してもまたすぐ辞めてしまうのではないかと不安や疑念を持つのは自然なことです。転職活動の際は、前向きに転職理由を伝えられるように工夫が必要です。

●業務に関する教育研修はやはり必要

基本的なビジネスマナーは身についているとはいえ、個別企業の業務に関する教育研修は必要です。そのため、教育コストの少ない20代後半~30代の即戦力人材とも天秤にかけて企業は検討しています。第二新卒の場合は、新しい環境にすぐ馴染むことができる柔軟性、入社後の伸びしろをアピールしましょう。

第二新卒の転職活動で注意する点

第二新卒で転職活動に臨む際に、気をつけておくべき点があります。これを押さえておくと、今後の進め方もスムーズになるでしょう。

●就職活動とは違うマインドセットの切り替え

転職活動は、新卒の時の就職活動とは進め方がまったく異なります。戸惑いやすい点をまとめました。

  • セミナーや会社説明会はありません

企業側が時間をとって自社の紹介をしてくれる機会はありません。すべて自分の手で企業研究をしなくてはいけません。

  • グループワーク選考、集団面接は原則ありません

集団で選考を行うことはありません。大規模にキャリア採用する際など、候補者が一堂に集まる場合がありますが、面接は基本、個人面接となります。

  • 書類選考でもかなり落ちます 中途採用の場合、応募書類の選考の段階から企業は本格的に判断をするため、思ったよりも選考に落ちるという印象を受けるでしょう。特に近年の売り手市場化した就職活動と比べると、驚くかもしれません。

  • アピールするポイントが違います

就職活動の場合は、当然勤務経験はありませんので、自己分析に基づく性格的な長所や、学業・バイト・サークルなど学生生活をアピールしました。ところが、中途採用の場合は、仕事に関連した実績・経験のみが企業の評価の対象となります。

  • 退職するという手続きがあります

転職活動がはじめてであれば、退職手続きもはじめてのことだと思います。退職の際に必要な書類、返却すべきもの、業務の引継ぎ作業などやることが多いので、今の会社の人事部に相談して、トラブルなくスムーズに退職できるよう心がけましょう。

●すぐ辞めるのでは?への反論を用意しよう

新卒入社して短期間で転職活動しているため、企業側も、またすぐ辞めるのではと不安を感じるのは当然といえます。そこで、短絡的に転職を考えているのではなく、将来のキャリアプランを踏まえて転職活動をしていることを伝えましょう。 「将来このようなキャリアを築きたいから、この会社で〇〇の経験を積むため応募した」、というように、入社してじっくり経験を積むつもりであることをアピールできるとよいでしょう。

第二新卒は転職エージェント活用がおすすめ

第二新卒の転職活動を進める際に、おすすめなのは転職エージェントを使う方法です。転職エージェントのメリットは、なんといっても手厚いサポートが受けられることです。わからないことが多く慣れない転職活動を進めるうえで、強力なサポーターとなってくれるのが転職エージェントなのです。

転職エージェントを使うと、このようなサポートが受けられます。

  • キャリア相談
  • 履歴書、職務経歴書など応募書類の作成サポート、添削
  • 面接対策
  • 給与交渉等の代行

しかも、これらのサポートを無料で受けることができます。

また、どのように転職エージェントを選んだらよいか迷っている方へ、転職エージェントの上手な選び方を別記事に詳しくまとめていますので、あわせてご一読ください。

→「これで万全!失敗しない転職エージェントの選び方」

https://digrow.jp/howto/article/perfect-selection-agent

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